このサイトの人気

要旨

 僕は今まで、人気サイトは目指していないと言いながらも、自分が提供する情報を誰かが必要としているときのために、検索エンジンにクロールされるよう頑張っていましたが、どうも矛盾しているような気がするので、今後は検索エンジンに対する取り組みを変えるかもしれません。

 以下は架空の会話です。回答者は僕で、質問者は僕が嘘をつこうとする動機がない人と想定しています。質問者は何を考えて質問しているかよくわかりませんが、回答者は真面目に答えを考えています。

Q あなたのウェブサイトは人気がある?

A ない。

Q その根拠は?

A 外部からのリンクのうち、僕が自分で張ったもの (掲示板やブログの僕の書き込みにくっついているものを含む) 以外は、僕が知る限り michy さんのはてなブックマークの一つだけ。ほかにも根拠はいくつか。

Q 現状の人気に満足している?

A している。

Q なぜ?

A 人気を集めたくてサイトを始めたわけではないし、主要な検索エンジン (具体的には Google と Yahoo!) が十分な頻度でクロールしてくれる程度のリンク数は人気がなくても確保できることがわかったから。

Q 主要な検索エンジンにクロールしてもらいたいの?

A はい。

Q なぜ?

A 僕が提供しているものを、必要としている人が見つけられるように。

Q あなたはこのサイトで何を提供しているの?

A 読んだ人が何かを考えるヒントになるようなもの、を目指している。

Q なぜ?

A 考えるヒントは貴重だから。

Q 具体的には誰のためになるものを目指しているの?

A 僕のような人。自分以外の人を想定してサイトを作るのはプロの仕事だと思う。

Q それは現状で提供できているの?

A 少しは。

Q 貴重なものを少しは提供しているのなら、どうしてあなたのサイトは人気がないの?

A 似たようなサイトはたくさんあるから。

Q だったらどうしてあなたは自分でサイトを作るの?

A (1) サイトを作るのが楽しいから。 (2) 自分の気に入るサイトを探すより作る方が簡単だから。

Q あなたのような人が仮にいたとして、その人も自分の気に入るサイトを探すより作る方を選ぶのなら、誰があなたのサイトを求めるの?

 今まで考えていなかったけれど、なんか矛盾しているんじゃないかなとは思っていました。たしかに矛盾していると思います。サイトを作るのが楽しいという理由は独立しているので、サイトは続けますが、検索エンジンに対する取り組みは今までとは変わるかもしれません。

2007 年 2 月 15 日公開。著者: fcp / このサイトについて